名古屋市/瀬戸市(愛知) 高座山(194m) 2020年1月1日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 8:05 駐車箇所−−8:25 高座山直下−−8:42 駐車箇所

場所愛知県名古屋市守山区/瀬戸市
年月日2020年1月1日 日帰り
天候
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場車道終点のソーラー発電所前に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント南側のソーラー発電所から往復。山頂部は自衛隊の敷地のため正確な山頂に立つことは不可能で、山頂近くの自衛隊敷地境界フェンスまで登った。シダの仲間のコシダかウラジロの強烈な藪あり。特に帰りはこれに捕まって苦労した




林道終点のソーラー発電所 林道終点から山道が続く
ここから斜面に取り付く 最初は歩きやすい樹林帯
やがて密生した細い灌木に変化 密生した松藪。枝にかかった枯れ葉がやっかい
自衛隊施設からの排水溝か さらに密林状態が続く
中部以西で見られる恐怖のシダ藪。ハイマツ並みにやっかい 自衛隊敷地フェンス直下
フェンスの向こうは藪無しの快適世界 フェンスから山頂まで約58mの距離
帰りのルートの方がシダ藪区間が長くて苦労 シダ藪の次は竹藪
やっと藪から解放されると往路の山道登場 林道終点到着


・山頂部を航空自衛隊高蔵寺分屯基地が占めている山。最高点はその敷地内にあるので踏むことはできないが、できるだけ近くまで行って山頂登頂とすることに。

・簡単なのは自衛隊基地への車道を上がることだが、おそらく入口から立入禁止と予想。南斜面に車道があるので、そこから上がることにした。

・住宅地を過ぎて樹林の斜面に林道が続くが途中に家が一軒ぽつんとあり、ここで林道の終点かと思ったらまだ先に延びて斜面の樹林を切り開いたソーラー発電所が終点だった。地形図によるとこの付近から東に車道が続いているはずだが、それは人間が歩くための細い道だった。地形図通りに山腹を巻くような道で、上を目指す道は無かった。

・ソーラー発電所のフェンスに沿って上がってもよかったが、山頂はここより東にあるので斜面を右斜めに上がっていくことに。植生は樹林帯で地面付近の藪は無く、この状態が続けは容易に山頂直下まで辿りつけそうだ。地域的、標高的に藪は薄いと予想した。

・標高140m付近までは予想したような背の高い照葉樹が中心の歩きやすい植生。このまま直進すると山頂より西側で自衛隊敷地境界に出てしまうのでここで右(東)に進路変更してトラバース開始。ところが途中から植生が変化し、細く密生した灌木藪が登場。これは伐採後植林せず放置されて藪化したパターンだろう。その後は松を中心とした密生藪で、松は枯れ葉があちこちの枝に引っかかりぶら下がっているので、落葉樹の藪と違って頭から藪ゴミを浴びることになるので厄介だ。

・さらにトラバースを続けると厄介なシダ藪が登場。東海地方以西の温暖な場所で見られるシダで、関東のシダと違って草というより木に近く、冬でも枯れることが無い。ネットで調べたらコシダがウラジロという種類らしい。葉っぱはシダなのだが茎の根元付近は細い灌木並みで、一番困るのが尋常でない高密度。高さは胸から背丈ほどあり、その中に没しながらもがく状態。一昨年の渥美半島でもこの藪トラップにはまったことがあるが、ハイマツ並みの抵抗がある。

・シダ藪では極端に進行速度が落ちるので、できるだけ藪が薄い個所、できればシダ藪以外の藪の箇所を選んで登って行く。シダは主に樹林が開けて明るい場所が強固で、樹林の中は少しは密度が低下する。でもなかなかなシダが消えず、南斜面を登る選択は誤りだったかもしれない。

・細い樹林が密生状態に変わるとシダ藪も少し薄くなるが、今度は灌木が行く手を遮る。おまけに傾斜がきつく想定以上に時間がかかるし全身藪ゴミだらけ。

・最後は自衛隊基地から延びる排水溝らしき溝が登場し、ここは藪が薄いので溝を上がると自衛隊敷地のフェンスにぶち当たった。GPSの示す山頂はここから真北に57.8m、ほんの僅かだがこれ以上の接近は不可能。フェンスの向こうは藪が無いのにこちらは藪の中。おそらく内部からは私がフェンス沿いにいることは認識できないだろう。もっとも中は静まり返って人っ子一人見当たらない。自衛隊も正月休みで少数の当直担当の隊員だけが建物内にいるのだろう。

・藪が深く、往路は道の無い斜面を斜めに上がってきたので往路を戻るのは不可能。できるだけシダ藪が浅い場所を選んで下ったつもりが逆に往路よりひどい状況に。下りでもほとんど進まないほどの激藪であった。

・やっとシダ藪帯が終わると次は竹藪だがシダ藪よりはずっと極端に歩きやすくなる。最後はGPSで往路の軌跡を確認して無事に駐車場所に戻った。まさかこのエリアの低山でこんな藪漕ぎになるとは予想外だった。しかも元日からとは・・・・

 

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